フォロー中のブログ
以前の記事
カテゴリ
Vienna - daily life - Austria Belgium - daily life - la Belgique 犬生活 - la Belgique Paris - 犬生活 Paris - daily life Nagoya - 犬生活 N - daily life Tokyo - 犬生活 T - daily life Boy Scout Dog - 俺様劇場 - 携帯日記 UK - daily life - Life with a Dog - Britain Brocantes Daily goods Foods Sweets Hobbies Holidays Books immigration About ME About Son memories Boy Scout ブログジャンル
その他のジャンル
最新の記事
記事ランキング
|
20度設定にしている車のエアコン。今朝、暖房が作動しました。 本格的な夏休みシーズンが始まったというのに、夏は何処(いずこ)へ・・・・・ ********************************* 『村田エフェンディ滞土録』 梨木香歩 著 本と本がリンクしている本が好きです 『家守綺譚』でちょろっと出てくる トルコで考古学の勉強をしている村田氏 彼がこの小説の主人公です なので当然、『家守~』の登場人物も この小説に・・・・ 詳細は、未読の方のお楽しみのために 黙っておきましょう ^^ 目玉のブレスレット この『目玉』の正体はナザール・ボンジュー 邪視から守る幸福の目玉 ******************* ヨーロッパのほぼ真ん中に位置するベルギーにいると、意識をせずとも様々な民族に触れ、 民族の歴史が起となるタブーなどを肌で感じることがありました。 例えば全く同じ食べ物であっても トルコ人経営のお店だと ドゥラムと呼び、 ギリシャ人経営のお店だと ケバブになり 呼び方を間違えてはいけない 「空気」を感じることがありました *** 侵略をしたりされたりの 地続きのヨーロッパ諸国 「オスマントルコ時代にトルコが 意地悪をしたのをひきづって~」位に考え 「だから、現在、入りたくてもトルコは EUに入れてもらえない 意地悪返しをされている」 なんて浅はかに思っていました そして現在、かつて世界最強の【勝ち組】イギリスに住み、文化・設備投資という名目のもとに 搾取する地域をたくさん持っていたこの場所にいると、また違った視点、 「搾取する側とされる側」の歴史、でトルコを見ることが出来ることに気が付いたのが、 この本を読んでからです ヨーロッパ大陸の空気、 元列強国の空気 どちらも知っている(つもりでいる) 今の自分 この本がすごく気に入りました。 恐らく、今後、 何度も読み返すことでしょう ほんとうに不思議なもので どのタイミングで読むか によって、 ココロへの響き方 とらえ方が異なるのですよね、本って だから 本 が好きです 話を戻し、『村田エフェンディ滞土録』が好きなもう1つの理由は・・・ この本での街の描写が、 大好きな小野不由美著 『十二国記』の世界を 彷彿させられるのです 『十二~」』出てくるような 妖魔や半獣といった存在に 近い雰囲気の 「神」とも「人間」とも言えない存在を 「存在のありよう」として 認めているあたりが面白い! 『家守~』の世界感にも 似かよっているかな ^^ スタンブールには全体どこかいかがわしげな風が吹くようなところがあるが、さてはその風の出どころは此処であったかと思われる。商人の風体から、土耳古(トルコ)人と見受けられる者少なく、古くからここに住み慣わす希臘(ギリシャ)人、猶太(ユダヤ)人、アルメニア人等が幅を利かせて跋扈(ばっこ)している。(中略)どこの山間の国から出てきたものか、珍妙な格好に見慣れない顔かたちのモノが、道のそこかしこを埋め尽くし、何ともしたたかな活気がある。 梨木香歩 著 『村田エフェンディ滞土録』 P162抜粋 もう、『跋扈』という文字を見るだけで気持ちが『十二国記』へ飛び、ドキドキします☆ 小野さん、早く続きを書いてください ^^ *************************************** ↓ 俺様ちゃんは ランキングに参加中 お帰りの際、ぽちっ と 応援クリック をお願いします。 書く励みになります♪
by smallcountry
| 2009-07-30 06:22
| Books
|
ファン申請 |
||