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日本とフランスにおいて 乳幼児を育てるということに関して 大きなギャップを感じることはあまりないのですが、 それでも、ちょこちょこと 『おぉ!こんなことが違うのね!』という 相違点があり、大変興味深いものです。 例えば、新生児から使用可能の綿棒。 日本もフランスも差異のない 標準(大人が使用する)綿棒で、 ここを基準値としますと、 向かって左側の極細綿棒は 日本で一般的に売られている 新生児~乳幼児用の綿棒です。 とても細く、小さな耳の穴、鼻の穴を 掃除しやすいようになっています。 右側の丸く大きな綿棒は フランスで一般的に売られている 新生児~乳幼児用の綿棒です。 ずんぐりとしており、耳の中に 綿棒が入り込めない形状です。 ”小さな人間”用だから小さく ”小さな人間”用だから大きく この感覚の違いは面白いと感じます。 ****** こちらは鼻水・鼻づまりの時の 鼻洗浄用生理食塩水です。 乳幼児の鼻のトラブルは この生理食塩水で洗浄するだけで、 どうしても、と粘ってようやく シュッとスプレーをするタイプの薬が 処方されます。しかし、このスプレータイプのも ”薬”とは言い切れない、食塩水の少し強くなった タイプのもの と言った代物です。 とにかく此処では、生理食塩水で鼻の粘膜を 引き締めるということが唯一無二の方法だと 感じています。 昨年末に飲み薬を処方してもらったのですが、 それはもう、粘りに粘って、やっとこさ 出してもらいました ^^; 一方日本では、鼻のトラブルは 耳鼻科ですぐに飲み薬を処方されます。 これは中耳炎を引き起こさないようにするためでした。 そしてこの飲み薬には咳止めも入っており、 その時はさして気にも止めなかったのですが、 フランスに来て、ドクターも、 保育園からの「咳に関するケア」方法の案内にも、 2歳児までは咳止めの薬を絶対に飲ませない と、 はっきりと断言していることに驚きました。 熱が出たらすぐに薬を飲ませるフランスが 咳止めは飲ませず、 熱ぐらいでは様子を見ましょうの日本が 咳止めは気軽に処方する。 この違いもなかなかショッキングです。 住む場所が代わると、 今までそれが普通だと信じていたことが あっさりと覆される場面に度々遭遇するので、 ”自分で考え判断する”能力が試されるようです。
by smallcountry
| 2015-03-02 05:02
| Daily goods
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Comments(4)
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hanalove87 at 2015-03-02 23:09
ふ~む。考えさせられる内容ですね。
綿棒の比較は面白い。赤ちゃん=小さいではない。 鼻水を吸い込むスポイト状のを昔使ってみました。 でも柔からい小さな鼻の穴に入れても全然ダメ。 何をしたかって?自分の口で吸いましたよ(*^_^*) 母の時代は赤子の詰まった鼻水、そうしたとか。 柔かい母親の唇なら安心だものね。 生理食塩水は初耳です!お国変われば!ですね。
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smallcountry at 2015-03-06 15:51
ハナオンマさん
ここには特に際だった違いを挙げてみました^^ まさに”お国変われば”です。 今でも(日本で)鼻水を吸い取る吸引タイプのグッズが 売られていて、わたしもそれを使用しています。 同じようなものはフランスでは売られておらず、でも、 スペインにはあるみたい。フランスではただただ鼻洗浄。 同じヨーロッパでも国が代わると多少の違いがあるようです。 鼻水を口で吸うのは、推奨されなくなったと保健師さんが 仰っていました。本当は一番優しい方法なのでしょうが、 核家族化が加速しているでしょ!? 子供の風邪菌がお母さんに移るリスクが高く、一家で 風邪によるダウンを避けるためなんですって。
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hanalove87 at 2015-03-06 20:44
おお!近年はそうなんだ!(@_@;)
家族総倒れか~親もひ弱になっているのかな。 もうやりたくても、相手がいないからな~(笑) お国が変わると子育て事情も違って面白いね。 続編楽しみにしてるわ(*^▽^*)ノ
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smallcountry at 2015-03-08 01:10
ハナオンマさん
母は強し。母は風邪をひかない。と、今は言えないようで 一家総倒れは珍しくないとのことです。そして風邪を冬の間、家族の中でぐるぐると回してしまう、不のスパイラルにはまるケースも多いようです。 我が家も超が付くほどの核家族だし、おまけに毎日散歩が必要な仔もいるし、ほんと、気をつけないとです!!
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